2022年 年頭のご挨拶
年頭に当たり、謹んでご祝詞を申し上げます 旧年中は、格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の蔓延に悩まされる日々が続くなか、皆様お一人お一人が仕事のあり方や生活行動様式を工夫し、困難を乗り越え、穏やかな年末、そして、新しい年を迎えられたことを、まずはお祝い申し上げます。国内でも新たなオミクロン株の感染が広がっているようですが、疑心暗鬼に陥ることなく、自由で寛容な社会が戻ってくることを信じて過ごしていけることを願っております。 世界を見渡すと民主主義と専制主義の対立の構図が明確になってきているようです。宗教や民族の対立を超え、地球温暖化や地球資源の枯渇など世界共通の課題解決に人智を尽くすことを願ってやみません。まさに、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ“令和”時代を生きる私達日本人が成すべき役割かと思っております。 国内においては、待ち望んでいた東京オリンピック・パラリンピックも開催されこそすれ、どこかぎこちなく、国民の一体感を創出するには程遠かったと感じています。政治においては、約1年しか続かなかった菅政権から岸田政権に移行し、衆議院選挙においては自民党が信任を受けると言う結果となりました。しかし、抱える課題は多く、その指導力はこれからです。岸田総理大臣の年頭の挨拶では、社会課題解決として、“デジタル化”“気候変動”“経済安全保障”“イノベーション・科学技術”を挙げておられますが、建設コンサルタント業界に位置する弊社にとりましても、取り組むべき重要なキーワードかと思っております。 さて、このような背景の中、弊社におきましては、幸いにもコロナ禍ではありますが、堅調な公共事業に支えられ、会社経営を維持できており、関連会社と一体となった“新しいアイディアから社会的意義のある新たな価値創造”のためのグループ経営の構築に踏み出しました。先行きが不透明な国内外の価値観や構造の変化に対して、地域展開や異業種展開、事業承継の準備を進め、会社の継続性と雇用の担保を図っていきたいと考えております。 これも、ひとえに皆様のご愛顧の賜物であると、心より御礼申し上げます。 本年も皆様のご期待に添うべく、一層の努力を重ねていきます。何卒、倍旧のご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。 令和4年 寅年 代表取締役 田中 秀宜 拝